結婚生活 その3 長男10歳
長男が10歳になったころぐらいからだろうか
離婚 なんて夢にも考えてなかった。
いやむしろ少しでもその選択肢もあるかもしれない、と頭の片隅にあれば、結婚生活は違ったのかもしれない。
理想主義者という言葉があっているのだろうか、頭で考えた理想と現実を切り離せない人といえばよいか。自分の頭で考えたことが現実の世界なのだ。だから家族は頭で考えたような行動をする人たちでないから、ストレスになっていった。子供が大きくなり成長すればますますストレスとなり、今度は自分の理想の世界を家族に押し付けてくるようになった。理想の世界は間違いのない正しい世界。思いどうりにならない家族を正しい方向に向かわせなければならない。自分の頭で考えた理想の世界は絶対正しいから。
間違ってはいない。
でも心が苦しくなる。自分の何が悪いのか。
自分らしく生きられない。
どうしたら、こころがくるしくならないのか。
この人のことをどう我慢していけばよいのか。
どのくらい我慢していればよいのか。
自分らしさなどこの人には何の意味もない。のだから。
#結婚生活#離婚#元夫